支え合いの輪

日々の生活、
なんでこんなにお金を払わなくちゃならないんだろうって思います。

昔、ニューカレドニアの離島
イルデパンのホテルで働いていましたが、
そこは、1周40キロほどの島で
島中の人が親戚か友達という場所です。

ここでは、家族親戚でなくても
みんなが助け合うのが当たり前で
ひとつの場所に何世帯も一緒に暮らして
ひとつの物をみんなで共有し
一人の子をみんなで面倒見て
とにかく無駄がなく
頼ったり 助けたりが当たり前で
気を遣うことの全くない世界でした。

必要なもの
一家にひとつ買うのではなくて
みんなで共有したらどうだろう?

「ちょうだい」とか「貸して〜」とは
よほど慣れた相手にしか言いにくい。

でも、あの小さな島では
遠慮なく「ちょうだい」と言われ
わたしも遠慮なく「ちょうだい」と言えた。

気軽に人に頼れる雰囲気を作りたいなと。
「ちょうだい」とまでは言えなくても
「安く売って〜」ぐらいなら言えそう^^

それか、初めから一緒に買うとか。

お互いが自分の出来ることで助け合い
必要なものを分け合える
ゆずり合える世界

お礼をすぐにすることは大事だけど
ずっと後になってからでもいいから
ちゃんと忘れずに覚えていて
お金もいいけど、心をもっと込めて
高価でないものでも喜び会えるといいな

お礼を物に変えてお返ししなければ と
気を遣いあう関係よりも
長く友達であり続けて行く間 未来に
本当に必要な時に恩返しすればいいよ
という関係の方が楽で疲れないよ

新品はもちろん嬉しいですが
大事に綺麗に愛着をもって使ったお古を与えあっても
喜び合えると思うよ
「新品じゃないと失礼」という常識も
なくなるといいな

そんな世界を作れたらいいなと。

というか、そうしなければ
一生暮らすのにどれだけお金がかかる?

お金がかかって大変だから
友達は少ないほうがいいなんていうのは
寂しくない?